皆さまこんにちは😃
DT200WRが復活してから数年が経ちました。
最初の復活作業には、ブログには書いていませんが、ブレーキは前後共に作動せず、キャブレターは固着状態、ガソリンタンク中はサビ&ヘドロ状態でしたので、地元のバイク屋で走れる状態まで修理をしてもらいました。
ただ、2サイクルバイクなんで、定期的に内燃機関系はメンテナンスをしないと、何かと不具合が出るので、作業開始。
オーバーホールの前に
オーバーホール作業の前に、以前にDT200WRのサイドスタンドの足元の角度を付ける加工をしたんですが、どうもバイクが立ち過ぎで納得いかず。違うやり方を試してみようかと思います。
XL125Rのサイドスタンドは今、CRF250Lの純正スタンドを取り付けています。
このスタンドの足元を観察して見ると、何となくDTの足元に近い形状に見えてくるんです。パッと見は、別物なんですが、もしかすると。
……で、CRF250L用のエクステンダーを取り寄せました。値段が高い。なんでこんなに高いの!
でも、作りはかなり良く、価格相応かな。
こんな感じに収めます。予想通りにピッタリサイズで、ホッとしました。
地面をしっかりと捉えてくれるし、底が痛まないのでベストかなぁ。ノーブランド品を選択しなくてよかった。
少し、踵付きがキツイように見えるけど、ま、ヨシ。
キャブ専用ケミカルで
まず、キャブレターを外しますが、私の作業方法はもしかすると良くないかも。
DT200WRは、水冷の2スト。だからなのかも知れませんが、キャブには2ストオイルを取り入れるパイプと、冷却水が循環するパイプが接続されてます。
本来なら、まず冷却水を全て抜いた状態でキャブを取り外すのですが、私はパイプを外してパイプを上に向けて置くだけ〜。
2ストオイルのパイプも、外したらテープで封をするだけ〜。
昔に、この方法でもトラブルは一切無かったんでね。
外したキャブは、ネジやジェット類を慎重に取り外さないと破損したら台無しです。
今回のオーバーホールには、YAMAHAのスーパーキャブレタークリーナーを使ってみます。泡タイプで、かなり強力な洗浄力だそうなのだそう、楽しみです。
普通のキャブクリとは違い、泡で包み込むようにすると良く、ジェット類はキャブレターの受け側を皿代わりにして、たっぷりと漬け込む感じに。
スーパーキャブレタークリーナーの次に呉のキャブクリで全ての穴を貫通させます。
次に、中和させるためにパーツクリーナーで洗浄し、エアーで噴き飛ばしました。
途中まで組んでしまいましたが、写真のように予想以上にピッカピカになって満足です。
ただ、ここで気付いたんですが、私のDT200WRは1型のハズ。でも、1型のキャブレターには底部分にホルダーが無いハズなのに、有る。有るって事は、1型の後期型?。更に謎、メインジェットが200番だ……??、後期型だったら220番のハズなのに、何故?
マニュアルも、上から貼り直してある。
と言う事は、初号機と後期型の中間型って事なのか?
どちらにせよ、DT200WRは2型からパワーアップしているんで、私が所有する前のオーナーは、直ぐに手放したのかも。でもね、初号機のメインジェット、そのまま220番までだったら変更しても問題無さげですから、パワー調整は可能。でも、私は無理はしないでおきます。
組み上げました。
完成〜って言いたいところですが、組む時にスロージェットの頭を舐めてしまったかも。恐る恐る逆回しすると、外れない。
ハイ!……アウト。そのまま見なかった事にして、蓋をしました。
取り外す方法はあるんだけれど、リスクがあるので、ドナーを探してからにします。
レギュレータ交換
キャブレターのオーバーホールをするきっかけのもう一つが、アイドリングの不安定感でした。キャブレター以外にも原因はある様で、レギュレータを疑っていました。
初期型DT200WRのレギュレータは、熱に弱い評価があるみたいで、2型以降からはレギュレータの仕様が変更されています。
もう30年近く経過したバイク、また、いつレギュレータがアウトになるかも知れないので、高額ですが思い切って交換します。
右側が新しいレギュレータ。形状は全く同じですが、表面が違います。無論、中身も全く違うのですがね。
取り付ける前に、ホース類は新しいものに取り替えし、完了です。
この時に、冷却水の入っているホースを取り付けるんですが、上手くやれば冷却水は流れてきません(少し濡れましたが)。
2ストオイルのパイプをこれまた差し込むのですが、几帳面な方はガソリンタンクを取り付ける前に、空きボトルに混合ガソリンを入れてキャブレターに繋ぎ、エンジンを始動して2ストオイルがパイプから出てくるのを確認、エア抜き後にキャブレターに接続するみたいです。
面倒な作業ですがこれが正しい作業方法なのでしょうね、でも私はしません。
全て繋いだら、エンジンを掛ける前に少しアクセルを開け開け、キッ〜ク。しばらくアイドリングで完了です、大丈夫。
カメラ取付具が破損
前にシールドを交換してから、カメラの位置が後ろ過ぎて左手側にアルミフレームが写ってしまいましたので、角度調整と位置を変更しようとしたところ、ベース付け根辺りから「クキ…」という感触が。折れた状態みたい。
仕方なく、アルミ板を使ってベースを作ることにします。1ミリ程度のアルミ板なんで、強度を考えて少し大きめの形に作ります。
こんな感じ。
前方の視界は良好になりましたが、前過ぎなんでクルマのものかバイクのものかは映像からは分からなくなり、つまんない感じ。
後側は、こんな感じです。
段々とロボット化してきました。
も一つ、ついでに
ツーリングなどで、カーナビ代わりにスマホをホルダーに取り付けて使っている人は多いですよね、私もその一人です。
ただ、スマホは衝撃に弱く、破損するトラブルも多いので、対策を考えました。
スマホはジッパー式のホルダーに入れるタイプなんで、中に衝撃吸収素材を入れてみます。
この青いのが「ソルボ」。
仕事柄、この素材の特性は良く知っていたので、うってつけの素材。
低反発では無く、高反発素材で、早くて強い衝撃に向いてます。
このソルボ、初代WALKMANのモーターを衝撃から守るために採用された優れもの。あ、コレ言ってよかったのかな。
スマホケースのベースに、セメダインで貼り付け。
間に挟み込みます。厚みが5ミリあるソルボを使ったので、他のベースは外して調整しました。
テスト走行
さて、オーバーホールしたDT200WRはどんな感じでしょうね。
まず、アイドリング調整後は、かなり低い回転でも安定しました。キレイなアイドリングです。
走り始めると、低回転でも安定感がありますが、中速域になると多少のモタ付きと言うかバタ付き感と言うか……。
高回転では、まだまだパンチ出せるで〜って、エンジンから声が聞こえる感覚で、メインジェットを210番か220番に変更してもOKの様子ですね。ただ、ツーリング主体なんで、ガソリンバラマキ仕様にするのは意味無しか。
今回はこれまで、ではまた。