皆さまこんにちは😃
先日、DT200WRのキャブレターをオーバーホールした時に、パイロットジェットを外せなかったので、再チャレンジします。
運良く、ドナーキャブが見つかったので、テスト的にパイロットジェットを外してみて、それから本番です。
パイロットジェットを外す
パイロットジェットが挿入されているホールは、当然のように直径が小さく、固着したネジを抜き取るエキストラクターも、最小径のものを使うしかありません。
使用したのは、エキストラクターのNo.1丸型と、2ミリのドリル。
ドリルでした穴を深さ5ミリ程度の感覚で空けますが、何せ穴の中は、外見からは全く見えませんので、慎重に。
後はエキストラクターを使って逆回しして脱出です。
こんな感じ。エキストラクターがしっかりと噛み合ってくれれば、カクって外れます。
パイロットジェットを交換出来たので、フロートチャンバーを調整して、中速域のバラつきの原因を探ってみます。
サービスマニュアルに書いてある「H寸法2〜4ミリ」を参考に調整してみたけど、はたしてコレで良いものか不安。
せっかく、タンクを外したんで、チャンバーからの熱対策として、アルミのヒートガードを貼っておきます。ポリタンクなんで熱には弱いんで。
コレは、タンクを車体に固定するためのボルトです。
取り付け部分は、とても狭く、毎回うまくネジ穴に入っていかない、やっかい物でした。ネジ山がわずかに低くなってきた感じがしたので、新たに購入。すると、先端が雌ネジに入りやすいような工夫がされたタイプに変更されてます。誰にも言わないプチリコールってヤツやね。
さて、キャブを取り付けてみる。
お漏らし状態です。
疑わしきは、フロートチャンバーの高さでしょう。
サービスマニュアル通りにはいかないみたい。
ドナーキャブを使って、水位がどの程度になっているかを水を入れて確認してみます。
レベルは腰下まで下がった状態。
微調整を繰り返し、腰下の上ラインに合わせてみました。
この状態が良いのかはわかりませんが、他のキャブ調整のブログを参考に見てみると、ほぼ近い感じみたいです。
キャブをセットし、エンジンをかけてみました。
低回転、中回転、高回転とも安定したので、ほぼ正解みたいです。
まだテスト走行をしてませんが、ま、OKとしましょ。
ブレーキフルード交換
3年程、ブレーキフルードを交換していないので、久しぶりに自分で交換します。
学生時代にやった以来の事なので……、でも何とかなるでしょう。
リアブレーキから始めます。
学生時代はリアがドラムブレーキだったので、初めてになります。
リアのリザーバータンクは、斜めに付いているので、外して、出来るだけ水平になるようにガムテープで固定。
ブレーキフルードは付着するとボディを傷めるので、布で保護します。
リアブレーキに8ミリのメガネレンチとホース、適当なボトルをセット。
ブレーキを踏みながらレンチを解放、また踏みながら解放、を繰り返します。
フルードはヤマハ純正のDOT4で。オイラーに小分けして使うことにします。
古いフルードは、濃い麦茶みたいな色に劣化してます。
減っては継ぎ足し、減っては継ぎ足しをして、綺麗にしていく方法です。
色がキレイなお茶みたいな色、コレで完了。
次はフロントブレーキ。
こちらも色が麦茶状態ですが、リア程ではありません。
リアと違って、ブレーキキャリパーとブレーキレバーの位置が離れているので、レバーを握りながらメガネレンチを動かすのがキツイ。
ヤマハは、ディスクがホイールの左側。ホンダは右側が多いので右側ならラクに作業ができるのにね。
仕方無く、ブレーキロックを使うけど、時間がかかり過ぎで、日が暮れる。
追い足しのこの方法は、完全にフルードを入れ替えする事は出来ませんが、一番手軽な作業。面倒なエア抜きも必要無しです。
フルードも少なくて済みますので、経済的。
今回の濃い麦茶の収穫はこんなんです。
週末になると天候不順。
せっかくメンテしても、雨の中は走りたくないので、次の機会まで我慢か〜。
今回はこれまで、ではまた。